• 2026年9月19日
  • 2026年10月5日

続く腹痛の原因は?我慢しないで!長引く痛みのサイン

「最近、お腹の調子がずっと悪いな…」と感じていませんか。大人の長引く腹痛は、1週間や2週間治らないこともあり、とても不安になりますよね。我慢できる痛みでも繰り返す不調は、体からの大切なサインかもしれません。

チクチクやキリキリする痛み、食後に痛む場合など、症状は人それぞれです。また、下痢や吐き気を伴う症状や、原因不明と感じるその痛みがストレスと関係していることもあります。病院に行くか迷う時や、市販薬で様子見して良いのか悩むことも多いでしょう。

この記事では、続く腹痛の原因や考えられる病気、病院を受診する目安について、やさしく解説します。何科に行けば良いのか、病院でどう症状を伝えればいいのかも紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。続く腹痛の原因を探る第一歩として、まずはかかりつけ医に相談することの大切さも知っておきましょう。


  著者プロフィール

吉田 健一(よしだ けんいち)
御代志よしだクリニック 院長

出身地: 熊本県熊本市
出身校: 熊本市立西原中学校、熊本高校、熊本大学
経歴:済生会熊本病院に26年勤務してきました。
専門分野:内科、消化器内科、医療安全
趣味:高校大学はボート部に所属し、1995年の福島国体に出場しました。現在は、料理とサッカー観戦を楽しんでいます!

・腹痛が続くさまざまな原因のヒントがわかります。

・我慢してはいけない「危険な痛み」のサインを学べます。

・病院を受診するタイミングや何科に行けば良いかがわかります。

・診察で医師に症状を的確に伝えるコツがわかります。

続く腹痛の原因は?我慢しないで!長引く痛みのサイン
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長引くのはなぜ?腹痛が続く原因と症状のサイン

・大人の長引く腹痛、1週間や2週間治らない

・我慢できる痛みでも繰り返す不調は要注意

・チクチクやキリキリする痛み、食後に痛む場合

・下痢や吐き気を伴う症状と男性・女性での違い

・原因不明と感じるその痛みとストレスの関係

大人の長引く腹痛、1週間や2週間治らない

大人の長引く腹痛、1週間や2週間治らない
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1週間以上続く腹痛は、単なる食べ過ぎや一時的な不調ではない可能性があります。そのため、体の中で何らかのトラブルが起きているサインかもしれません。

例えば、胃や腸の機能が低下していたり、慢性的な炎症が起きていたりすることが考えられます。こうした状態は、すぐには治りにくく、症状が長引く原因となります。

初心者

もう2週間もお腹が痛いんです…。なんでこんなに長引くんでしょうか?

専門家

それはご心配ですね。長引く腹痛は、ストレスや生活習慣の乱れが背景にある「機能性ディスペプシア」や「過敏性腸症候群(IBS)」といった病気の可能性も考えられます。一度、専門医に相談することをおすすめします。

特にストレス社会で増えているとされる過敏性腸症候群(IBS)は、検査では異常が見つからないのに、腹痛や便通異常が続く病気です。詳しくはe-ヘルスネット(厚生労働省)の情報も参考にしてみてください。

我慢できる痛みでも繰り返す不調は要注意

我慢できる痛みでも繰り返す不調は要注意
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「このくらいの痛みなら大丈夫」と、つい我慢してしまいがちな軽い腹痛。しかし、何度も繰り返す場合は注意が必要です。

繰り返し起こる痛みは、慢性的な病気が隠れているサインかもしれません。例えば、慢性胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍、さらには炎症性腸疾患(クローン病や潰瘍性大腸炎など)の初期症状である可能性も否定できません。

【痛みの記録をつけてみよう】

いつ、お腹のどのあたりが、どんなふうに痛むのか、簡単なメモを残しておくと診察の際に役立ちます。「食後に痛む」「朝方に痛む」など、痛むタイミングも記録しておくと、原因を探る大きな手がかりになります。

小さなサインを見逃さず、自分の体の変化に気づくことが大切です。もし痛みが続くなら、早めに医療機関を受診しましょう。

チクチクやキリキリする痛み、食後に痛む場合

チクチクやキリキリする痛み、食後に痛む場合
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腹痛と一言でいっても、その感じ方はさまざまです。痛みの種類やタイミングは、原因を推測するための重要なヒントになります。

例えば、「チクチク」とした痛みは胃酸の出過ぎによる胃炎、「キリキリ」と差し込むような痛みは胃けいれんの可能性があります。また、食後に決まって痛む場合は、胃潰瘍などが考えられるとされています。

痛みの特徴から考えられること

・シクシク・鈍い痛み:慢性的な胃炎など

・キリキリ・差し込む痛み:胃けいれん、急性胃炎、胆石など

・チクチクする痛み:胃酸過多、逆流性食道炎など

・食後の痛み:胃潰瘍、胆のうの病気など

・空腹時の痛み:十二指腸潰瘍など

※これらはあくまで一般的な傾向であり、自己判断は禁物です。

自分の痛みがどのタイプに近いかを知っておくと、医師に症状を伝えやすくなります。ただし、これだけで病気を特定することはできないため、必ず専門医の診断を受けてください。

下痢や吐き気を伴う症状と男性・女性での違い

下痢や吐き気を伴う症状と男性・女性での違い
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腹痛だけでなく、下痢や吐き気、便秘、発熱といった他の症状を伴う場合、より注意深く原因を探る必要があります。

これらの症状は、ウイルスや細菌による感染性胃腸炎(食中毒)や、腸の炎症が原因で起こることが多いです。しかし、中には男女で原因が異なるケースもあります。

女性の場合は、月経に伴う痛み(月経困難症)や、子宮内膜症、卵巣の病気などが下腹部痛の原因になることがあります。一方で、男性の場合は、尿路結石などが突然の激しい腹痛や脇腹の痛みを引き起こすことがあります。

【性別によって注意したい腹痛】

・女性の場合:下腹部痛が続くなら、婦人科系の病気(子宮筋腫、卵巣のう腫など)の可能性も考えられます。不正出血やおりものの変化があれば、早めに婦人科を受診しましょう。

・男性の場合:脇腹から下腹部にかけての激痛や血尿がある場合は、尿路結石の可能性があります。泌尿器科の受診を検討してください。

原因不明と感じるその痛みとストレスの関係

原因不明と感じるその痛みとストレスの関係
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病院で検査をしても「特に異常はありません」と言われたのに、なぜかお腹の痛みが続く。そんな経験はありませんか。このような場合、ストレスが大きく関係しているかもしれません。

私たちの脳と腸は「脳腸相関」といって、自律神経などを介して密接につながっています。そのため、強いストレスを感じると、自律神経のバランスが乱れ、胃腸の働きに影響が出てしまうのです。

代表的な病気が「過敏性腸症候群(IBS)」です。ストレスが引き金となり、腹痛と共に下痢や便秘を繰り返します。心と体はつながっているため、体の不調が続くときは、心の状態にも目を向けてみることが大切です。

初心者

たしかに、仕事が忙しくなるとお腹が痛くなる気がします…。ストレスが原因かもしれないんですね。

専門家

そうですね。ストレスによる腹痛は非常に多いです。まずはゆっくり休むこと、そして自分なりのリラックス方法を見つけることが改善への第一歩ですよ。詳しい対処法については、こちらの記事「ストレスが原因?腹痛・下痢のサインと対処法」も参考になるかもしれません。

自己判断は危険!腹痛が続く原因を探る受診ガイド

・病院に行くか迷う時、いつもと違うと感じたら

・市販薬で様子見は危険?放置するリスクとは

・受診の目安と仕事を休むべき判断のタイミング

・何科に行く?内科・消化器内科など病院の選び方

・病院で症状をどう伝えるかとどんな検査をするのか

・続く腹痛の原因はまずかかりつけ医に相談を

病院に行くか迷う時、いつもと違うと感じたら

病院に行くか迷う時、いつもと違うと感じたら
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腹痛で病院に行くべきか、もう少し様子を見るべきか、迷うことはよくありますよね。そんな時の判断基準は「いつもと違うかどうか」です。

「経験したことのない激しい痛み」や「だんだん痛みが強くなる」といった場合は、危険なサインかもしれません。自己判断せずに、速やかに医療機関を受診しましょう。

【すぐに受診を!危険な腹痛のサイン】

・立っていられないほどの激しい痛み

・冷や汗や吐血、下血(黒い便)を伴う

・意識がもうろうとする

・高い熱が出ている

・お腹が板のように硬くなっている

救急車を呼ぶか迷った際は、救急安心センター事業(#7119)に電話で相談することもできます。(参照:総務省消防庁 全国版救急受診アプリ(愛称「Q助」))

市販薬で様子見は危険?放置するリスクとは

市販薬で様子見は危険?放置するリスクとは
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手軽に手に入る市販薬は便利ですが、長引く腹痛に対して安易に使い続けるのは危険な場合があります。なぜなら、薬で一時的に症状を抑えることで、背景にある本当の原因を見えにくくしてしまうからです。

例えば、痛み止めを飲み続けることで、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の発見が遅れてしまうことがあります。また、重大な病気が隠れていた場合、診断が遅れることで治療が難しくなってしまうリスクも高まります。

市販薬を使っても症状が改善しない、または繰り返す場合は、自己判断を中止して専門医に相談することが重要です。特に大腸がんなどは初期症状が乏しいこともあり、気になる方は「大腸がん検診の便潜血で陽性?慌てないための知識」の記事もご覧ください。

受診の目安と仕事を休むべき判断のタイミング

受診の目安と仕事を休むべき判断のタイミング
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「これくらいで仕事を休んでいいのかな」と悩む方もいるかもしれません。しかし、痛みで仕事に集中できない状態は、体からの「休んでほしい」というサインです。

無理を続けると症状が悪化したり、回復が遅れたりする可能性があります。日常生活に支障が出ているのであれば、それは受診や休養が必要なタイミングと言えるでしょう。

【受診や休養を考えるタイミング】

・痛みで夜、眠れない

・食事が満足にとれない

・仕事や家事に集中できない

・歩いたり動いたりするのがつらい

・市販薬を数日飲んでも改善しない

自分の体を守るためにも、つらい時は勇気を持って休む決断をしてください。それが結果的に、早い回復につながります。

何科に行く?内科・消化器内科など病院の選び方

何科に行く?内科・消化器内科など病院の選び方
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腹痛で病院に行こうと思っても、「何科に行けばいいの?」と迷ってしまいますよね。そんな時は、まずはお近くの内科、またはかかりつけ医に相談するのがおすすめです。

内科の医師は、全身の症状を幅広く診察してくれます。問診や診察の結果、より専門的な検査や治療が必要だと判断されれば、適切な専門科を紹介してくれます。

胃や腸、肝臓など、お腹の臓器が原因と考えられる場合は、消化器内科が専門です。最初から消化器系の病気が疑われる場合は、直接消化器内科を受診するのも良いでしょう。かかりつけ医の重要性については、日本臨床内科医会のサイトでも解説されています。

病院で症状をどう伝えるかとどんな検査をするのか

病院で症状をどう伝えるかとどんな検査をするのか
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診察の短い時間で、自分の症状を正確に伝えるのは意外と難しいものです。受診前に情報を整理しておくと、スムーズに診察が進み、的確な診断につながります。

医師に伝えるべきポイントをメモにまとめて持っていくのがおすすめです。具体的には、いつから、どこが、どのように痛むのか、他の症状はないか、などを記録しておきましょう。

【医師に伝えるポイント・メモ】

・いつから?:〇日前から、〇週間前からなど

・どこが?:お腹のどのあたりか(みぞおち、下腹部など)

・どんな痛み?:キリキリ、シクシク、ズキズキなど

・痛むタイミングは?:食後、空腹時、夜間など

・他の症状は?:下痢、便秘、吐き気、発熱、血便など

・きっかけは?:何か特定の食べ物を食べた後、ストレスを感じた時など

・飲んでいる薬は?:市販薬や持病の薬など

診察の結果、必要に応じて血液検査や尿検査、腹部エコー(超音波)検査などが行われます。さらに詳しい検査が必要な場合は、胃カメラや大腸カメラ(内視鏡検査)を勧められることもあります。内視鏡検査については、日本消化器内視鏡学会のQ&Aページが参考になります。

続く腹痛の原因はまずかかりつけ医に相談を

この記事では、長引く腹痛の原因から病院受診のガイドまでを解説してきました。最後に、大切なポイントをまとめて振り返りましょう。

【長引く腹痛で覚えておきたい15のポイント】

・1週間以上続く腹痛は、放置せずに原因を探ることが大切です。

・我慢できる軽い痛みでも、繰り返す場合は注意が必要です。

・「チクチク」「キリキリ」など痛みの種類やタイミングがヒントになります。

・下痢、吐き気、発熱など、腹痛以外の症状にも注目しましょう。

・ストレスが自律神経を乱し、腹痛を引き起こすこともあります。

・「いつもと違う」激しい痛みや、冷や汗などの症状はすぐに受診してください。

・市販薬の長期使用は、根本的な原因を見えにくくするリスクがあります。

・痛みで日常生活に支障が出ているなら、休養と受診のサインです。

・何科に行くか迷ったら、まずは内科やかかりつけ医に相談しましょう。

・受診前には、症状をメモにまとめておくと的確に伝えられます。

・腹痛の原因には、胃炎や胃潰瘍などの消化器系の病気があります。

・ウイルスや細菌による感染性胃腸炎の可能性も考えられます。

・ストレスが関連する過敏性腸症候群(IBS)も増えています。

・女性特有の病気や、男性に多い病気が原因のこともあります。

・一番大切なのは、不安な時に一人で悩まず専門家に相談することです。

腹痛は非常によくある症状ですが、その裏には様々な原因が隠れている可能性があります。自分の体を守るためにも、不調が続く場合はぜひ一度、信頼できるかかりつけ医に相談してみてください。また、ストレスケアも大切ですので、自分に合ったリフレッシュ方法を見つけることも忘れないでくださいね。セルフケアについては「セルフケア 3Rとは?心と体を整える新しい習慣」の記事も、きっとお役に立つはずです。

096-223-5564