• 2026年9月16日
  • 2026年9月14日

健診で血糖値が高い結果に。放置せず専門家へ相談しよう

「健康診断の結果、血糖値が高めですねと言われてしまった…」そんな経験はありませんか。特に自覚症状がないと、どうしていいか分からず不安になりますよね。健康診断の結果の見方やHbA1cの基準値がよくわからない、という方も多いかもしれません。

また、要観察や要精密検査の違い、放置するとどうなるのか、糖尿病との関係性など、気になることはたくさんあるはずです。高血糖の原因は食生活だけでなく、30代、40代、50代と年代が上がるにつれてストレスなども関係してきます。

生活習慣の見直しとして食事で気をつけることや、血糖値は運動で下がるのかも知りたいところです。

この記事では、健診で血糖値が高いと言われたらどうするべきか、何科の病院に行けばいいのか、検査項目や費用の目安まで、あなたの疑問に一つひとつ丁寧にお答えします。この結果は、あなたの体と向き合う良い機会。かかりつけ医を見つけるための大切なサインと捉え、一緒に解決策を探していきましょう。


  著者プロフィール

吉田 健一(よしだ けんいち)
御代志よしだクリニック 院長

出身地: 熊本県熊本市
出身校: 熊本市立西原中学校、熊本高校、熊本大学
経歴:済生会熊本病院に26年勤務してきました。
専門分野:内科、消化器内科、医療安全
趣味:高校大学はボート部に所属し、1995年の福島国体に出場しました。現在は、料理とサッカー観戦を楽しんでいます!

・健診結果の血糖値とHbA1cの正しい見方が分かります。

・高血糖を放置するリスクと、すぐ病院に行くべき目安が理解できます。

・食事や運動など、今日から始められる生活習慣の改善策が学べます。

・再検査や精密検査の流れ、何科を受診すればよいかが明確になります。

健診で血糖値が高い結果に。放置せず専門家へ相談しよう
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健診で血糖値が高いと言われたら?まず知るべきこと

健康診断 結果の見方とHbA1c 基準値

要観察 要精密検査 違いは?受診の目安も解説

自覚症状なしでも大丈夫?放置するとどうなるのか

糖尿病との関係 初期症状と高血糖のつながり

高血糖の原因はストレス?30代 40代 50代の注意点

健康診断 結果の見方とHbA1c 基準値

健康診断 結果の見方とHbA1c 基準値
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健康診断の結果表には、たくさんの項目が並んでいて少し戸惑いますよね。血糖値に関する項目で特に注目したいのが「空腹時血糖」と「HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)」の2つです。

空腹時血糖は、採血したその時点での血液中のブドウ糖の濃度を示しています。一方で、HbA1cは過去1~2ヶ月間の血糖値の平均を反映する数値です。そのため、HbA1cはより長期的な血糖コントロールの状態を知るための重要な指標とされています。

血糖値の基準値(日本人間ドック学会より)

項目 正常値 要注意(境界型) 異常(糖尿病型)
空腹時血糖値 99 mg/dL以下 100~125 mg/dL 126 mg/dL以上
HbA1c 5.5 %以下 5.6~6.4 % 6.5 %以上

これらの数値はあくまで目安です。より詳しい基準については、厚生労働省のe-ヘルスネットなどの情報も参考にしてください。(参照:e-ヘルスネット[情報提供])

もし結果が基準値を超えていても、一度の検査だけで判断されるわけではありません。体調や食事内容によっても変動するため、再検査が必要になることもあります。

要観察 要精密検査 違いは?受診の目安も解説

要観察 要精密検査 違いは?受診の目安も解説
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健診結果には「要観察」や「要精密検査」といった判定が書かれていることがあります。これらの言葉の違いを正しく理解し、適切に行動することが大切です。

「要観察」は、今はまだ病気とは言えないけれど、生活習慣の改善が必要な状態を示します。一方、「要精密検査」は、病気の疑いが強いため、医療機関でより詳しい検査を受ける必要があるというサインです。自己判断で放置せず、必ず指示に従いましょう。

初心者

「要観察」なら、まだ病院に行かなくても大丈夫ですか?

専門家

「要観察」でも、生活を見直す良い機会です。一度、かかりつけ医に相談して、今後の生活についてアドバイスをもらうと安心ですよ。特に「要精密検査」と書かれていたら、迷わず受診してください。

自覚症状なしでも大丈夫?放置するとどうなるのか

自覚症状なしでも大丈夫?放置するとどうなるのか
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血糖値が高い状態、いわゆる高血糖は、初期の段階ではほとんど自覚症状がありません。そのため「特に体調は悪くないから大丈夫」と軽く考えてしまいがちです。

しかし、この「症状がない」という点が最も注意すべきポイントです。高血糖の状態を長期間放置すると、気づかないうちに血管が傷つき、さまざまな合併症を引き起こすリスクが高まります。

高血糖を放置する主なリスク

糖尿病性網膜症:目の血管が傷つき、失明に至ることもあります。

糖尿病性腎症:腎臓の機能が低下し、人工透析が必要になる場合があります。

糖尿病性神経障害:手足のしびれや感覚の麻痺が起こります。

心筋梗塞や脳梗塞:太い血管が動脈硬化を起こし、命に関わる病気のリスクが高まります。

これらの合併症は、一度進行してしまうと元に戻すのが難しいものばかりです。症状がないうちから対策を始めることが、将来の健康を守る鍵となります。

糖尿病との関係 初期症状と高血糖のつながり

糖尿病との関係 初期症状と高血糖のつながり
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「血糖値が高い」と指摘されることは、糖尿病の一歩手前の状態、あるいはすでに糖尿病になっている可能性を示唆しています。高血糖は、まさに糖尿病の入り口なのです。

血糖値が非常に高くなると、体は余分な糖を尿として排出しようとします。そのため、以下のような初期症状が現れることがあります。

糖尿病のサインかもしれない初期症状

・異常にのどが渇く、水分をたくさん摂る

・トイレの回数が増え、尿の量が多い

・食事をしっかり摂っているのに体重が減る

・全身がだるく、疲れやすい

・手足のしびれや、傷が治りにくい

これらの症状に心当たりがある場合は、すぐに医療機関を受診してください。日本糖尿病学会のウェブサイトでも、糖尿病に関する詳しい情報が公開されています。(参照:一般社団法人 日本糖尿病学会

高血糖の原因はストレス?30代 40代 50代の注意点

高血糖の原因はストレス?30代 40代 50代の注意点
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高血糖の原因と聞くと、多くの人が食べ過ぎや運動不足を思い浮かべるでしょう。もちろん、それらは大きな原因ですが、実はストレスも血糖値を上げる要因の一つとされています。

強いストレスを感じると、体はそれに対抗するために血糖値を上昇させるホルモンを分泌します。仕事や家庭で責任が重くなる30代、40代、50代は、特にストレスを溜め込みやすい年代です。そのため、知らず知らずのうちに血糖値が上がりやすい環境にあると言えるのです。

また、ストレスは過食や飲酒量の増加、運動不足といった生活習慣の乱れにもつながりやすいです。心当たりがある方は、ストレスケアも血糖値対策の大切な一環だと考えてみましょう。ストレスと体の関係については「ストレスが胃腸に与える影響とは?原因と対策を優しく解説」でも詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

健診で血糖値が高いあなたへ。自己判断せず専門家へ

生活習慣の見直しで食事で気をつけること

血糖値は運動で下がる?忙しい人の対策とは

言われたら どうする?病院に行くべきかを判断

何科に行く?内科で再検査 精密検査のまず相談を

検査項目 費用の目安とかかりつけ医 探し方

健診で血糖値が高い結果はかかりつけ医へのサイン

生活習慣の見直しで食事で気をつけること

生活習慣の見直しで食事で気をつけること
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血糖値のコントロールには、日々の食事がとても重要です。難しく考えず、まずはできることから始めてみましょう。ポイントは「食べる順番」と「バランス」です。

食事の最初に野菜や海藻、きのこなどの食物繊維が豊富なものから食べる「ベジファースト」を意識してみてください。食物繊維は糖の吸収を穏やかにしてくれるため、食後の血糖値の急上昇を抑える効果が期待できます。

食事で心がけたいポイント

・野菜・きのこ・海藻類から先に食べる。

・主食(ごはん、パン、麺類)の量を少し減らしてみる。

・玄米や全粒粉パンなど、精製度の低い炭水化物を選ぶ。

・よく噛んで、ゆっくり食べる。

・間食や甘い飲み物は控える。

また、バランスの良い食事は便通改善にもつながります。食事と腸内環境について詳しく知りたい方は「便秘を食事で改善!今日からできる食生活の見直し術」も参考にしてみてください。

血糖値は運動で下がる?忙しい人の対策とは

血糖値は運動で下がる?忙しい人の対策とは
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食事と並んで血糖値対策の柱となるのが運動です。運動をすると、血液中のブドウ糖が筋肉でエネルギーとして使われるため、血糖値が下がりやすくなります。

「忙しくて運動する時間がない」という方も多いかもしれません。しかし、特別な運動でなくても大丈夫です。日常生活の中で少し体を動かす意識を持つだけでも、効果は期待できます。

初心者

具体的にどんな運動がいいんでしょうか?

専門家

ウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動がおすすめです。エレベーターを階段に変える、一駅手前で降りて歩くなど、できることから始めてみましょう。自宅でできる簡単な運動も効果的ですよ。

自宅で手軽に始められる運動については、「今日から始める自宅ストレッチ!心と体をほぐす簡単習慣」の記事も役立ちます。無理なく続けられる方法を見つけることが大切です。

言われたら どうする?病院に行くべきかを判断

言われたら どうする?病院に行くべきかを判断
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健診で「血糖値が高い」と指摘されたら、まずは落ち着いて結果通知をよく確認しましょう。そこに「要精密検査」や「医療機関を受診してください」といった指示があれば、迷わずそれに従ってください。

「要観察」や「経過観察」と書かれていた場合でも、自己判断で放置するのは避けるべきです。特に、前年の結果よりも数値が悪化している場合や、糖尿病の初期症状に心当たりがある場合は、早めに専門家に相談することをおすすめします。

健診結果は、あなたの体が送っている大切なサインです。不安な気持ちを一人で抱え込まず、専門家である医師に相談することで、正しい知識と適切なアドバイスを得ることができます。

何科に行く?内科で再検査 精密検査のまず相談を

何科に行く?内科で再検査 精密検査のまず相談を
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「病院に行くべきなのは分かったけど、何科に行けばいいの?」と迷う方もいるでしょう。血糖値に関する相談は、まず「内科」または「糖尿病内科」を受診するのが一般的です。

いきなり専門の「糖尿病内科」に行くのは敷居が高いと感じるかもしれません。そのような場合は、まずはお近くの内科クリニックで相談してみましょう。かかりつけの内科医がいれば、そこに相談するのが最もスムーズです。

健診結果の用紙を持参して受診すると、医師もあなたの状態を把握しやすくなります。そこで再検査を行い、必要に応じて専門医への紹介状を書いてもらうことも可能です。

検査項目 費用の目安とかかりつけ医 探し方

検査項目 費用の目安とかかりつけ医 探し方
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医療機関では、まず健診結果を元に問診や診察が行われます。その後、より正確な状態を把握するために、以下のような再検査や精密検査が行われることが一般的です。

主な検査項目

血液検査:空腹時血糖値やHbA1cを再度測定します。

尿検査:尿に糖が出ていないか(尿糖)を調べます。

経口ブドウ糖負荷試験(OGTT):甘いブドウ糖液を飲み、血糖値の変動を時間ごとに調べる検査です。隠れ糖尿病を見つけるのに役立ちます。

これらの検査費用は、保険適用(3割負担)で数千円から1万円程度が目安ですが、医療機関や検査内容によって異なります。かかりつけ医を見つけるには、自宅や職場の近くで通いやすいクリニックを探すのがおすすめです。自治体のウェブサイトや医療情報サイトも参考にしてみましょう。

全国健康保険協会(協会けんぽ)のサイトでは、健診後の保健指導についても案内されています。(参照:全国健康保険協会

健診で血糖値が高い結果はかかりつけ医へのサイン

最後に、この記事の要点をまとめます。健診で血糖値が高いと指摘されたら、それはあなたの健康を見直すための大切な機会です。

・健診結果では「空腹時血糖」と「HbA1c」の数値に注目しましょう。

・HbA1cは過去1~2ヶ月の平均血糖値を反映する重要な指標です。

・「要精密検査」の判定が出たら、必ず医療機関を受診してください。

・「要観察」でも、生活習慣を見直す良い機会なので専門家への相談がおすすめです。

・高血糖は自覚症状がないまま進行し、放置すると重大な合併症につながる危険があります。

・のどの渇き、多尿、体重減少などは糖尿病の初期症状の可能性があります。

・高血糖の原因は食事や運動不足だけでなく、ストレスも大きく関わっています。

・30代、40代、50代は特にストレス管理も血糖値対策の一環です。

・食事では「ベジファースト」を心がけ、糖の吸収を穏やかにしましょう。

・運動はウォーキングなどの有酸素運動が効果的で、日常生活の中で体を動かす意識が大切です。

・血糖値が高いと指摘されたら、自己判断せず専門家に相談することが重要です。

・受診する科は「内科」または「糖尿病内科」が一般的です。

・まずは近くの内科クリニックやかかりつけ医に相談してみましょう。

・再検査では血液検査や経口ブドウ糖負荷試験などが行われます。

・健診結果は、信頼できるかかりつけ医を見つけるための良いサインと捉えましょう。

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